APL/J言語:アルファベットと単語

APL/J言語:アルファベットと単語
J言語で用いられるアルファベットは標準アスキー文字であり、数字と英語のアルファベットとアンダーライン(名前と数字に用いられる)と、クオート(シングルクオート)とグラフィックと呼ばれるその他(スペースを含む)からなる。

数字は0-9の数字とアンダーバー(数字の前につけて負の数字を表すのと、単独で用いて無限と、二つならべてマイナスの無限を表す)、ピリオド(数字と数字の間において、小数点を表す)、小文字のe(2.4e3の場合2400を表すように指数化した表現にもちいる)、および小文字jです。小文字jは複素数における実数部分と虚数部分(imaginary part)を区別するために使われ、3e4j_0.56のように使われます。定数(constant)のページもご覧下さい。

数字のリストまたはベクトルとは、スペースで区切られた数字のリストです。アスキー文字のリストはシングルクオートで囲まれます。シングルクオートを二つ並べるとクオート自身を表し、'can''t'は6文字の英単語'cannot'の短縮形で5文字の文字列です。エースa:(エーコロン)は空のボックスリスト<$0を表します。

名前(代名詞およびその他の代理変数に使われ、コピュラ(=:)で代入さます。例:prices=:4.5 12)は文字で始まり、2文字目以降は文字か、アンダーラインか、0-9の数字です。最後の文字がアンダーラインもしくは二つのアンダーラインで終わる場合はローカティブであり、これについてはセクションII.Iで説明します。

原始動詞(primitiveとかprimaryと呼ばれます)は単一のグラフィック文字で表されます(例えばプラスなら+)、またはグラフィック文字がひとつ以上の活用(inflection)文字(ピリオドかコロン)で変形したものです。例えば、+.(プラスドット)や+:(プラスコロン)があり、それぞれorとnorの意味です。e.やo.のように活用形の名前の場合もあります。それぞれ、メンバーシップの意味とパイ(円周率倍)の意味の動詞です。