さてと、ようやく今日の日記。
ミスター・チャイナ ― 実録・中国に消えた投資マネー、ティム クリソルド(Tim Clissold)
というのを読みました。Tim Clissoldさん、いい人だなぁ、という感想です。たいへんだったですね。牢屋にも入っていないようだし、この程度の被害で済んでよかったと言えるのかなぁ。いま8割位読んで、投資マネーの回収の見込みが立っていないところを見ると表題どおり、お金は全部消えてしまったようです。
それから、ここにかかれていることが現在の中国への投資という観点から役に立つかどうかというと、いろんな書評に書かれているように、合弁という形態が中国では機能しないことが証明されて今では合弁という形の企業に投資することはないようですので、ここにかかれている苦労は状況としてなくなってしまったということのようです。
翻訳は硬く感じたけれど、中国古典の引用が中国語のままで読めるのは日本という漢字文化の国民の幸せですね。Tim Clissoldは投資家になりたかったのではなく、中国語に魅せられてしまったイギリス人という方が合っていると思う。
shih shih shihはあとで引用します。
"shih shih shih"ってなにかというと、中国語の四声の説明をするのにTim Clissoldが使っている例文で四声を抜くと、"shih shih shih"が延々と続く文章です。
で、あとで引用と言いましたが、はてなの最大の欠点と思うのですがEUCなのでうまく引用できないのですよね。できたりできなかったり。ま、あとで考えます。