ホーキング


ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで


この本の洋書、ペーパーバックを長いこと本箱で眠っていたのですが、思いついてScansnap S500でスキャンして読み始めました。Stephen Hawking, The Brief History of Time、ほぼ読み終わるところですが、とても楽しく読めたのでご紹介。


ユーモアたっぷりでとてもよく書けています。薄いし、人によってはとても速く読めてしまうかもしれません。数式はE=mc2しかない。でも数学の話はよく出てきます。人によってはやっぱよくわかんないや、で終わるかもしれません。わたしはそれに近いかもしれない。でもおもしろい。


前にも書いたような気がしますが、http://d.hatena.ne.jp/niming538/20070812、日本語の本をスキャンしたものをパソコンの画面で見ると、縦書きのものを横に長い画面で見るのですこし窮屈ですが、洋書は横書きなので画面でみると大きな字で読めます。また印刷するとpdfの設定でしょうか、一ページがA4一枚になるのでこれもとても字が大きくなる。ちょっと難しめの本を大きな字でゆったりと読むととても頭によい気がします。


なぜ宇宙のはじめ、時間の初めの話が大切かというと、一般相対性理論素粒子力学がそこで融合するから。時間は複素数であり、ビッグバンの前には時間がなかった可能性がある。物質と非物質の存在が平衡していないことは数学的に説明可能。


アリストテレス、ガリレオ、ニュートンとかも出てくるし、20世紀のノーベル賞学者たちもぞろぞろ出て来る。神様もよく出てきます。


現代人必読、って感じかな。