親指シフト

勝間和代「効率が10倍アップする新・知的生産術--自分をグーグル化する方法--」の感想文はまた別途書きますが、とてもおもしろく読んでいます。その中に、日本語入力方法の「親指シフト」の話があって、久しぶりにちょっと考えているところ。

キーワードを先に書きます:親指シフト、五筆入力法、五笔输入法、タッチ16、T-code、google pinyin ime、グーグルピンインIME、谷歌拼音输入法、日本語、中国語、ひらかな、unicodeUTF-8、英語、100文字/分、笔划输入法、Wubi、Zhuyin、注音、五筆字型入力法、五笔字型输入法

興味があるのは、親指シフトではなくて、中国語の五筆入力法や、日本語のTUT-CODE(タッチ16、T-code)等、キーストロークをいくつか打鍵すると直接漢字があらわれるタイプの入力方法です。漢字の数は膨大なのでいくらいつも使っている数千文字に限るとは言え訓練に数ヶ月かかります。親指シフトのように覚えるだけなら数時間、ローマ字入力を追い越すのに数週間というスピードでは習得できない。それでT-CODEなどたいへんすばらしいのに、一般的には廃れてしまったのだと思います。

ところで。中国語については日本人は通常ピンインで入力します。これは日本語の場合のローマ字入力に似た感じですが、聞くところによると中国人は通常五筆入力法で入力するとのこと。これは基本的には書き順を追っていくような入力方法をベースに良く使われる漢字を2打鍵、3打鍵に当てはめることにより暗記にも便利、入力スピードも抜群とのことです。ということで現在調べ中。

1.どんな入力方法か調べる
2.日本のパソコンにインストールしてやってみる
3.スピード感覚、Unicodeとの関係等レポート

もし、いま印象として持っているような漢字をそのまま入力(変換なし)する方法とすれば、タッチ16で早口のアナウンサーがしゃべるスピードで入力可能と言っていた速さが達成されているのではないか。日本語に応用する必要があるのではないか。

めも:极品五笔http://www.skycn.com/soft/3066.html
http://down1.tech.sina.com.cn/download/down_page/1090080000/9385.shtml(登録不要なのでお勧め)
ダウンロードはできるのですが、インストーラが文字化けでちょっと怖くて入れられない。=>解決。後述。

ここを読んだらますます興味がわいてきました。
http://www.massangeana.com/mas/charsets/wangma.htm(お勧め。さらにリンクがある。)


メモ追加:
http://www.chinese-forums.com/showthread.php?t=20550
http://www.yale.edu/chinesemac/wubi/xing.html
http://www.chimozhai.com/kana5/Japanese/Japanese_01_01.html

追記:だいたい事前の印象は間違っていなかったようで、高速入力可能。直接入力で変換なし。訓練はそれなりに時間がかかるが非常に多くの中国人がこれを使っている。なので、現在世界最速のテキスト入力は中国人(かもしれない)。グーグルピンインIMEについている筆画入力(書き順入力)は似ているが違うもの。Windowsについてくる5種類のIME(PinYin, NeiMa, QuanPin, ShuangPin, ZhengMa)も相当しない。したがって五筆入力法(五筆字形入力法)を使いたい場合はなんらかの形でインストールが必要。日本ではチャイニーズライターというソフトの一部として販売されている。中国では各種サイトでいろいろなものがダウンロード可能であり、ネット上でインストールできた旨の報告があるがあまり詳しくない。要継続調査。


今後の計画:
1.各種論文を読む(インストールがむずかしいだけでなく、習得方法も計画しておく必要がある)
2.ダウンロード、インストールをやってみる。(jpwb68.exeをダウンロード。インストール時にダイアログが化けないように、いったん地域と言語のオプションの詳細設定で言語を中国語にしてから再起動。インストール。言語をもとに戻して再起動。=> 成功!)
3.チャイニーズライターの購入も検討する

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