主流・反主流

あたりまえだと思っていても世の中が違ってきてしまっているとつらいこともある。わたしはさくらインターネットDreamHostTelnetSSHしてその中でソフトをインストールしたり、ホームページ作ったりして、世界につながっているし、それがフツーだと思うのですが、最近読んだ日本の本は違う前提に立っている。


たとえば、WordPressの説明本を買ってみたら、パソコンにインストールして、ロリポップまたはXReaに契約して、FTPして情報公開、という流れ。違うだろう! と思う。FTPしか許さないところはそこのツールを使う以外に使いようはないわけで、こんなやり方で動く場合もあるけれど動かなかったら誰も助けてくれないし、自助努力で助かる道もない。頭がわるくなるだけ。それでも勉強になる、とかそれが主流かと思うと実は悲しくなる。書いている人の努力と善意を疑うわけではないけれど、そうあればそうなほど、悲しい。自分が間違っているのだろうか、とすら思う。


14歳からのインターネットとかいう掌田津耶乃さんの本(これ自体はいい本です)では、パソコンにRubyをインストールして、次にApacheをインストールして、CGIの設定をして、インターネット上のインタラクティブなゲームを作成、という流れ。この方法だとこのままサーバーが立ち上げられるからすばらしいのですが、Apacheの設定が、httpd.confだっけ、の設定をいじっていて、フツー.htaccessでしょう、と思うのとだいぶ違う。むむぅ、日本。


友人に、ブラウザーJavaScriptは無効にすべきだという意見の人がいて、それはそうかもしれないけど、ちょっと無理でしょうと思うときの私の感覚は、正しい、間違っている以前に主流からはそんなにはずれられないよなー、という感じなので、同じように私がずれている可能性もないわけではないが。


ちと、ぐちっぽくなりました。