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現生人類

現生人類ってウィキペディアで引いたら、ヒトというページに誘導されて、目次で進化を選んだら、人類の進化を参照と書いてある。人類の進化のページを見るとホモ・サピエンスの下にホモ・フローレシエンシスというのがありました。ホモ・サピエンスの項目を見るとアフリカ単一起源説のことと、遺伝的多様性が非常に小さいことが書かれていて、トバ山噴火の影響の可能性があると書いてある。トバ山噴火のことはよく知らなかったので、そのページに行くと、


トバ・カタストロフ理論(Toba catastrophe theory)とは、今から7万年前から7万5千年前に、インドネシアスマトラ島にあるトバ火山が大噴火を起こして気候の寒冷化を引き起こし、その後の人類の進化に大きな影響を与えたという学説である。地質学・古人類学の分野では、火山の噴火とその後の気候変動を指してトバ事変(Toba event)と呼ぶ。 人類の進化における、ボトルネック効果の例を示す学説として言及されることが多い。この学説は1998年にイリノイ大学のStanley H. Ambrose教授によって唱えられた。


と書いてあって、すごく納得しました。


ホモ・サピエンスは40万年から25万年前にアフリカに誕生しています。現生人類と同じヒトなのに、文化的な進化が始まったのがあたかも1万年前くらいからのように見えるのはなぜか、というのがわたしの疑問で、疑問が解けたわけではないですが、枠組みがわかりました。


ミトコンドリアDNAという母から娘にしか遺伝しない遺伝子があって、系統がたどれるのですが、地域によって大きな偏りがあります。ミトコンドリアDNAによっていろんなことがわかるというのは言いすぎですが、理論がミトコンドリアDNAの現在の分布に合致しなければ理論がどこか間違っていることだけは確かなので、考えるためのベースになります。問題は人種問題ともからむせいかあまりデータベースがオープンではありません。


現生人類がアフリカ単一起源であることは、少なくとも現代に生き残った人類を見る限り南米の原住民もオーストラリアのアボリジニも含めて、確かだということになっていると思います。


アフリカを出て世界に広まったのが6万年前からか10万年前からかが議論になります。重要な遺跡が6万年前以降しかないことから6万年前説が有力ですが、わたしはミトコンドリアDNAの偏り分布からトバ山噴火以前に一旦世界に分布して、その後人数が激減して遺伝的浮動が生じたという説が正しいと思います。この説で、インドが文化・言語学多様性に比してミトコンドリアDNA上は多様性がないことが説明できますし、インドに限らず、大陸が全般的にその傾向があることが説明できます。いっぽう、東南アジア、日本など海岸地帯が文化的には単一でもミトコンドリアDNA上の多様性を保持していることが説明できる。また、北中南米のインディアンのミトコンドリアDNA上の多様性に比して途中のシベリア・アラスカのミトコンドリアDNA上の多様性の欠如も説明できると思います。つまり、大枠として一つの遺伝なのに途中がボトルネックになっているのは、時間枠を長くして広がったあとにしぼんだというように考えればすべて説明が出来るという考え方です。


どうでしょうか。