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ドラッカー

ドラッカーがブームだそうで、喜ばしい限りです。
ブームなところは組織論や経営論の部分だと思うのですが、彼はとても頭のいい人で経済についても言及していたと思います。今生きていたら今の経済についてどうコメントするだろうか、とよく考えます。


昔、ドラッカーが次のようなことを書いているのを読んだ覚えがあります。

「長いスパンでみると、戦後ずっと物価は下がり続けている。これはたいへんな問題である。」

ドラッカーのことだからもうすこしちゃんと解決策も含めて書いてあったはずなのですがとりあえず見つかりません。読んだのも20年以上前だし。


さて、生産性の上昇に対応する需要がないといつか経済はどこかでストップしてしまう。第二次大戦前は数十年ごとに大きな戦争があったし、戦後もなんらかのかたちのパラダイムシフトがあって、世界経済は生き延びています。たとえばIT革命や東西冷戦の終了、中国経済の世界経済への組み込み、等だと思う。その過程で信用の拡大と縮小の波があったのですが、金との互換を停止したドルと米国経済が大きなバッファーとなって戦前のようなデフレスパイラルは避けられて来ました。


この辺の状況は基本的には変わっていないので、自分としては経済の先行きについては楽観的です。
国や産業によっては落ちていく国や産業、伸びる国や産業があると思いますが、それはいつの時代でもあったことで、トータルとしての世界経済は、必要あれば必要なだけ需要を作り出すための政策が打たれて、落下しないようにすれすれの飛行を続けていくのではないでしょうか。


この辺を未来を先食いしているとか、国家の借金は国民一人当たりなんとかかんとかと言う人が多いですが、他国との比較は意味がありますが、トータルとしては世界経済が回ればいいのだと思います。年金とかとは違うと思います。