数学の本を読む

IversonがHogbenの本を引用して、
mathematics is the language of size, shape and order
(数学とは大きさと形と順序の言語である)
と言っていますが、これは相当特殊な数学の定義であって、わたしに一番ぴったり来るのが、
アメリカの数学探偵ドラマ「ナンバーズ(Numb3rs)」で、主人公が
「数学はパターン認識である。」
といっているあたりかな。パターン認識ではあまりに漠然としてて、
それなら、音楽だって芸術だって、物理だって国語だってみんなパターン認識じゃん、
と言えなくもないですが、純粋にパターン認識を扱うのが数学だと思います。


さて、ここのところ数学の本、それも数式がたくさんでる三角関数や確率分布の本を
APL/J言語の助けを借りながら読んでいます。
三角関数のときも若干感じていたのですが、確率分布でほとんど確信になったのが数式大切です。
超あたまのいい人たちが考えて、論文を書き、議論して、その結果、主流となった
数式表記は分かりにくいと感じても、実は一番理解に近いというか、それ以外にない、まずは
数式ありきで考えていくのが正道だと思います。
ただ人間の頭はわからないものは拒否する性格がありますので、なんとか取っ組ませる必要がある。
そのために、手で転記してみたり、エクセルに入れてみたり、Texで書いてみたり、
APL/J言語を含むいろんな言語でプログラムしてみる。
ただやはり数式がいいと思います。