「競争の作法」齋藤誠

日経で最近の経済関係の本のベストセラーになっていて、一時本屋やAmazonで品薄になっていた本ですが、手に入ったのでさっそく読みました。


読みやすい本でいろいろ参考になる部分もないことはないのですが、よく考えると同じことを違う観点で見るとこうも見える、という以上のことを言ってないなぁ。その割にいろんなことを断言しすぎているし。


私のお勧めは、

田中隆之著
「失われた十五年」と金融政策ー日銀は何を行い何を行わなかったか

で必読書だとおもいます。


為替や金利や株価がマーケットでどのように動いて決まって行くかの現場を知らない人がマクロだけでいろいろ断言されてもただの材料になってしまっていると思います。


でも逆に考えればマクロの数字だけでここまで洞察できるのだ、とも言える。ま読んで損な本ではないです。