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言語と民族

おもしろいね。
ボリジニという言葉があります。ネグリト(Negrito)という言葉があります。先住民(indigenous people)、原住民という言葉があります。
語族に目を転じると、オーストロネシア語族、オーストロアジア語族、と言った言葉があります。
ウィキペディアは日本語、英語とも混乱していると思うけどまずはWikipediaで言葉の周辺を把握して下さい。

その上で、最新のDNA研究をベースにわたしの考えを述べます。


2009年の調査論文、
http://www4a.biotec.or.th/GI/publications/bsi/PASNP-Paper.pdf/view
は従来のミトコンドリアDNAやY染色体という限定された範囲でなくそれらを含むDNA全体の変異について予見なしに統計処理(クラスター分析)を行った点で大変画期的です。


その結果明らかになったことは、語族間の混血は意外にも少なく、見かけの多様性にも関わらず有史以前からそれぞれの語族がひとかたまりであっただろうと言うことです。具体的にはマレーシアやフィリピンのネグリトはマレーシアやフィリピンの黄色いひとたちと同じ分類に入ります。
同じような意味で、漢民族は有史以前から漢民族。日本人韓国人沖縄人は近いグループにいると言うことができます。
当然ですが有史以降の民族移動は含まれません。台湾の原住民はオーストロネシア語族であり、現在の台湾人は漢民族です。
そしてこれも重要なことですが人類の伝播は南経由の一回きりだったということです。
それではなぜ黒いひとと黄色いひとがいるかが説明できないじゃないか、と言うことになりますがまず事実を事実として受け止めて下さい。
言語は変わりやすく身体形態が変わりにくいと思いがちなのが実際は違うと言うことです。日本語をしゃべっていると言うことが見かけは朝青龍のようであろうと、西郷隆盛のようであろうと、日本語が母語なら多くの確率でDNAも日本人と言うことです。よく縄文人とか縄文系とか言うときの日本人のイメージはかつて日本に台湾原住民にあたる人たち(縄文人)がいて、その後数千年前に大陸から渡来人(弥生人)がやってきて文化的、人数的に縄文人を凌駕したということですが、否定されていると思います。
正しくは有史以前数万年前に南方から来た人類のうち中国大陸で発展したのが漢民族朝鮮半島、沖縄、日本で繁殖したのが韓国人、沖縄人、日本人で現在の我々はその直系の子孫です。


いかがでしょうか。