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日本人はどこから来たのか?

立ち読みで申し訳ないのですが、

 

日本人はどこから来たのか?
海部陽介

 

という本のぞいたら、

 

強く違和感をいだいてきたのが、欧米研究者の間でいつのまにか定説となっている「海岸移住説」だった。アフリカを出た人類は、中東から海岸沿いに広がっていったというものだが、はたしてそれは本当だろうか?

 

と書いてあります。逆にわたしがびっくりしたのは、日本の学者も「海岸移住説」が定説であることを知っているのだということです。なのにみんなこぞって日本人は大陸から来ただの、北方と南方の混血などと言うので日本では混血説が定説かと思っていました。やっぱ狂っているよね。一応世界の定説は知っているようなのでガラパゴスとは言いませんが。

 


ハプロタイプ多様性が海岸の人びと(日本を含む)で維持されていて、インドや中国では多様性がない。アメリカに至っては、ほんの一部が南北アメリカの全インディアンのハプロタイプの元になっている。これだけで、ごく自然に「海岸移住説」が成立すると思います。多様性のある方から多様性のない方への移住です。これを違うというのはたいへんむずかしいのではないでしょうか。

 

大昔のことだからどうでもいい面もあるのですが、「海岸移住説」を前提にして、なぜそうだったか、というふうに議論を進めた方が建設的だと思います。氷河期の大陸はひょっとしたら人は住めなかったではないか、とか、氷河期の終わった時に界面が上昇しただけでなく、地上も洗い流されたのではないか、とか。フィリピンやインドネシアにも縄文時代があったのではないか、とか、いろいろ思いつくのですが。