Jupyter notebookでC++を使って勉強するのは、基本的には無理です。
なぜならC++はコンパイラーであって、Jupyterにのるのはインタープリター言語だけだから。
ところが!!
C++をスクリプトとして使う環境があってClangとかClingとかなのですが、それならJupyterのkernelとして使える。
そのインストール手順をまとめました。
このメモ見ながら他のマシンにもインストールできたので、まず大丈夫だと思います。
Jupyter上ではC++17という名前になります。
下記でubuntu16というのはubuntuの16.04という環境ということで、17の人やこれから出る18の場合は読み替える必要があります。
インストール手順
https://root.cern.ch/download/cling/ からバイナリーをダウンロードする。Ubuntu用しかない。 cd ダウンロード 解凍(展開)する。 cd cling_2018-03-26_ubuntu16 cd bin ./clingでclingが使えることを確認する。".q"で終了 cd ../.. mv cling_2018-03-26_ubuntu16 ~/ ダウンロードの中では変なので自分のフォルダーの一番上に持ってくる。 cd export PATH=~/cling-install-prefix/bin:$PATH あとで".bashrc"にも対応すること。 次にshareの中のkernelのところに行く。 cd /cling-install-prefix/share/cling/Jupyter/kernel pip install -e . を実行する。 次にjupyterにcling kernelをインストールする。 jupyter-kernelspec install ~/cling_2018-03-26_ubuntu16/share/cling/Jupyter/kernel/cling-cpp17 --user 最後に好きな場所でjupyter notebooを起動して、NewにC++17があることを確認する。