APL/J言語:&(アンパーサンド、アンド記号)

&(アンパーサンド、アンド記号)が動詞と動詞にある場合の用法について。J言語のボキャブラリーのコンポーズというところを読み進みます。
u&v yはu v yと同値。したがって、+:&- 7は_14になる。さらに、u&vはu@vと同じである。
これはわかりやすい。つぎ。
x u&v yは(v x) u (v y)である。たとえば3 +&! 4は30であり、これは3の階乗と4の階乗の合計である。

   3 +&! 4
30
   !4 
24
   !3
6

これも問題ないかな? 次のように書いた方がわかりやすいと思うけど。

   +/! 3 4
30

応用として次のような例が載っています。

   3 +&^. 4
2.48491
   ^ 3 +&^. 4
12
   3 +&(10&^.) 4
1.07918
   10 ^ 3 +&(10&^.) 4
12
   3 +&.^. 4
12
   3 +&.(10&^.) 4
12

解説:自然対数で3のログと4のログをとって合計すると2.48491。ログの足し算はもとの数の掛け算なので、自然対数の底eを2.48491を指数(エキスポネンシャル)として展開すると12になる。
10を底にした場合は、省略しないで書けば同様な結果になる。
&.(アンパーサンドドット)は、&と同じ働きをした結果に右側の動詞のオブバース(多くの場合インバース)を実施するので、^.のインバースは^であり、上記のような結果になる。
うむ。よくわかりませんね。
&.(アンパーサンドドット)の説明では、こう書いてあります。

  u&.v y ↔ vi u v y
  x u&.v y ↔ vi (v x) u (v y)