書きかけリスト

1.上海クライシス、北京炎上
2.上海の古い町並み(北京の胡同にあたることば)
3.弄堂(神田の元氣餃子)
4.ワンタン、餛飩、云呑
5.睡眠時無呼吸症、水泳、呼吸コントロール、血糖値コントロール
6.夜中体操(真向法)
7.首にバンドエイド(キズパワーパッド
8.中国語の"l"と"r"と"n"。(関連して韓国語ノ・ムヒョン、「マオ」の作者ユンチャン(Jung Chang、張戎、张戎、zhang1rong2
9.PocketPuttyでイーモバイル(emobile,s01sh)
10.PockeRocket Wiki
11.筆順國語辭典

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上海クライシスは中国の環境問題、都市と農村の問題、中国共産党内部の主導権争い等とりあげるべき課題はだいたい取り上げているだけでなく、フィクションとしてのおもしろさがあります。上海が舞台で、日本大使館員が自殺した話の裏話のようなエピソードもあり、中国はこれからどうなってしまうのだろうという感想。北京オリンピックはできるのだろうか。どのような形で中国共産党は終末を迎えるのだろうか。
北京炎上はすこし読みにくくて、途中で止まっています。翻訳ものもいくつか読んでいるのと読みたいのがあります。いずれにせよ、頭の体操と危機管理を兼ねて中国崩壊のシミュレーションは必要ですね。
追記:2007/06/11. その後気になってて読まなくちゃと思っているのが、James Mann、"China Fantasy"の翻訳、危険な幻想 中国が民主化しなかったら世界はどうなる? ジェームズ・マン著というもので、書評等から受けた感じでは、世界経済に組み込んでいけばいずれ民主化されるだろうとか、いつか共産党は崩壊するだろうとかは現実を見る限りでは幻想であって、可能性としては30年経っても変わらない可能性が高い。そのとき何が起こっているかというと、中国の民主化ではなくて、世界が倫理的にも経済的にも環境的にも悪化した世界。

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神田の職場の近くに餃子の店、弄堂というのがあって、看板にlong tangと書いてあります。辞書を引くと発音はlong4tang2。「弄」は日本語でもてあそぶと読みますが、これに近い意味での通常のこの文字の読み方はnong4で、たとえば把玩具弄坏了(おもちゃを遊び壊した)というように使います。

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中国語の音の表記にWade-Giles(ウェイド式)というのがあって、アルファベットを使っていてピンインときちんと一対一対応している。一覧表は日本のウィキペディアにあるので、中国語に興味のある方はぜひ一度見ておいて欲しいのですが、その中で現在は"r"で表記される巻舌音が"j"で表記されています。現在の"j"は"ch"で表記されているので、それとの重なりはありません。ここから推測されるのはウェイドさんジャイルズさんが聞いたマンダリンの発音では"r"で表記される音が"j"と聞こえたということです。発音は意味を区別するためのものですので、一対一対応ならば音は簡単に入れ替わることが可能です。
英語の"th"が"d"や"t"になっても十分伝わるように一対一でなくても音の簡便化はあるのですが、二つの発音を一つにしてしまうとそれなりに意味の伝達が難しくなります。
さて、韓国のノムヒョンが文字が盧英語ではRohさんであることから、韓国では"r"<=>"n"の音の関係があることがわかります。また日本語では"r"と"l"を区別しないように、多くの言語で"r"と"l"がまざったり入れ替わったりします。これで"n"と"l"がつながって、"弄"の読み方がlong4であってもそれもあり、という感じになります。

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さて「マオ」の作者ユンチャン(Jung Chang、張戎、张戎、zhang1rong2)のカタカナ読みですが、「戎」の字がウェイド式でjungですので、rong2との違いはない。そのつづりで海外に住んでいる社会人としてのJungさんですので、西洋圏の人が自然に「ジュン」もしくは「ユン」と呼び、Jungさんがその内「ユン」を選ぶのも理解の範囲内だと思います。