水村美苗


水村美苗の『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』という本が評判で、数日前にアマゾンに頼んだのですが、まだ届きません。なんとなく話は想像がつくので、多分読んだら感想を書かないと思う。


日々、膨大な量の日本語と英語を読む自分としては、日本語も大切、英語も大切。どちらもそう簡単には滅びないし、逆にマスターすることもむずかしい。みんな命がけで生きて書いて読んで死んでいくので、人にとやかく言われる筋合いはない。


村上春樹の小説の中国語訳を読んで感動した自分としては、あれを生み出した日本語。その感動を余りなく伝え得る中国語、英語はすばらしいと思います。


以上


追記:本が届いたので読みました。彼女の意見にかならずしも賛同ではないですが、おもしろかったのと、たぶん多くの人に勉強になると思う。言語は音であると同時に規範であって、歴史をもった文化なので、言語一般について語るのはホントに難しいと思います。わたしも日本語が好き、中国語が好き、英語が好き、というように「好き」という言い方しかできなくて、歯がゆかったのが、ま、じゃっかん言いすぎのところもあるけど、いろいろ言ってくれててうれしい。