英単語記憶法

「急がばまわれ式・堅実で一番効率的な英語の勉強法」という記事が話題になっています。
内容はとてもまっとうなことが書いてあるのですが、冒頭の自己紹介で、TOEIC975点と書いてあって、私と同じ点数なので自分が書いたのかと思いました。


先日も朝コーヒーを入れ始めて、気がついたらできていたので無意識になにかをやってしまうというのはよくあることです。でもまさかブログは書かないよね。


この記事で若干わたしの主義というか、わたし界隈の英語が得意な人たちとこの記事の意見の違うことがあって、単語は単語で多量に覚えてしまった方がよいというようなことが書いてあります。「単語は単語だけ一気に覚えてしまうといい」というのはそんなバカな話はなくて、そういう覚え方ができる人はそうはいないと思う。ネイティブだってそんなにたくさん単語を知っているわけではなくて、文脈で理解することで単語を意味に落とさないレベルでたくさん知ることができるし、それでいいと思うのだがどうでしょうか。文脈(コンテキスト)第一主義です。


とは言え、薦められているサイトとか方法がおもしろそうなので手が空いたらちょっとやってみようかと思っています。自分の意見が変わるかもしれない。


追記:20091103。P-Study Systemやって見ました。わたし向きではない。というかこれで単語を一気にたくさん覚えることが快感な人はそんなに多くないのではないかしら。文脈抜きの単語なんて、石ころみたいなもので、覚える対象として頭が認識してくれないよね。それに限界があるでしょう。2万語ぐらいまでならいけるのかなぁ。わたしはわたしが知っているというか、読んでそれなりに把握して進める語数は4万から10万語と思っていますが、どうやって身に着けたかというと、本で読んだり、映画やテレビで聞いたり、基本的には知っている単語からその要素と文脈からの類推とで半分くらいは成り立っています。大好きなドラマでCSIとかNumb3rsとかを英語字幕で読む例で言うと、たくさんの化学用語や数学用語が出てきます。説明なしで使われれば、そのままシチュエーションが記憶されるし、説明ありで使われれば、あちらの人も説明がないとわからない単語であることがわかります。興味のある内容でしたら説明内容が自然に覚えられるし、あまり知っていてもしょうがない単語なら(詳しくは知らなくていい)単語としてシチュエーションとともに記憶されます。


そんな覚え方だと翻訳できないじゃなか、とか自分でしゃべれないじゃないかとお思いでしょうが、生きてく上で使う言語レベルと、エンジョイする言語レベルは分野も深さもぜんぜん違う。自分の仕事の分野の単語は英語と日本語を対応させなければいけないし、それ以上に頭で文章を作ってしゃべれなければいけない。ジョークもいくつか持ちネタを持っていなければいけない。それはそれでまた大切な話ですが、いずれにせよ多量のインプット(文脈)なしに英語ができるようにはならないと思います。


ご参考まで。