例5 <ポアソン分布>
ある通りで空のタクシーが通る回数を調べたら、平均すると
1時間に 回であった。空のタクシーがいつ通るかはまったく
偶然であるが、微小時間に2台以上通ることはほとんどないと
する。このとき1時間に通る空のタクシーの台数を として、
確率 を求めたい。
1時間を等分して、微小時間に分ける。
NB.空のタクシーが通った時刻 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+----+ |0|_|1|1|_|1|_|_|1|_|_|1|_|1|t(h)| +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+----+ NB.n等分
を大きくすれば各時間帯は2台以上通らない。すなわち
1台通るか通らないかどちらかである。 時間に空のタクシー
が通る回数は平均 回であるから、この時間帯に空のタクシー
1台が通る確率は と考えてよい。各時間帯で空のタクシー
が通るかどうかは無関係だから、独立に起こる。従って は
成功確率 のベルヌーイ試行を 回くり返したときの成功回数と
同じであるから、二項分布 に従う。よって確率は