HP電卓の歴史

HP電卓と言いながら、日本HPでは扱っていなくて、輸入代理店から買うしかないのですね。HP200LXのころはそうではなかったと思う。まいいか。昔をなつかしむためでなく、過去の機器が大切なのは、あのころはマシンが非力だったので非力なマシンでどうすれば仕事ができるかについてメーカーも知恵を絞ったし、ユーザーも膨大な労力を惜しまなかった。いまとなってみればいろんなことが無駄な努力だったしただ忘れ去られてしまうだけですが、そのころできて実はいまできないこともたくさんあったりします。人間は過去からしか学べませんので、目の前の課題を解くためにも過去を振り返る必要がある。


日本のポケコンはプログラム言語のベーシックを搭載する方向で進化しました。それはそれで楽しい作品がたくさん作られてよかったのですが、HP電卓逆ポーランド記法をベースとした特殊なプログラム言語を発展させて行きます。現在残っているものとしてはHP50gに搭載されているRPLという言語があります。これについてはよく知らない。


HP200LXは純粋なMS-DOSマシン、プラスHP電卓機能でした。ソルバーなどが搭載されていることからHP19B相当かと思います。MS-DOSの方は各種Basicが使えるほか、Vzエディターのマクロなどもあっていろんな作品が作られました。


それらがすべてなくなってWindows7iPadの時代になってユーザーはプログラムするツールを順次奪われているような気がします。iPadではプログラムすることのできるアプリケーションはストアで扱ってもらえないとか。そんななかでi41CXは過去をエミュレートする形でプログラムボタンが輝いています。さあ勉強していきましょう。