LK-111 vs. NP-11

以前カシオの電池で動く61鍵の軽量キーボードLK-111のことを書きました。同じころにヤマハがNP-11という似たような大きさ、重さ、値段のキーボードを出しています。ヨドバシカメラに行ったら置いてあったので触って見ました。どちらも電池で動いてスピーカー付きでスイッチを入れればすぐ鳴るのがいいです。サステインペダルの穴があるので、音がしょぼいことを気にしなければたいへんよくできたおもちゃです。ピアノの練習や音やメロディーの確認、作曲に使えます。


このレベルのものですので、姿かたちの気に入った方を買われるのがいいと思います。あまり比較して悩んでもしょうがないです。悩むくらいなら、もう一段、二段上の機種を買うべきだと思います。多分上の機種を買ったらこちらは触らなくなる。それでもミニキーボードの機種よりはだいぶピアノに近いので、ニーズはあるジャンルだと思います。昔のポータサウンドのように無くなってしまうわけではない。こうして毎年新製品が出ます。


音はヤマハの方がいいと思いますが、内蔵曲の曲数とか遊べる機能はカシオの方が上です。なんてったって光ナビゲーションキーボードだし。


NP-11 1036x105x259mm,4.5kg,発音数32,2.5W+2.5W,単3乾電池X6本,MIDIあり,USBなし
LK-111 946×307×92mm,3.6kg,発音数48,2W+2W,単3乾電池×6本,USB-MIDIあり


カシオの方が発音数が多いのに音がしょぼいのはスピーカーのワット数が小さいからですかね。


どちらもMIDIはあるのですが、NP-11はMIDIの丸い穴が2つ(IN/OUT)で、LK-111はUSBの穴がひとつです。この違いはけっこう大きいのでパソコンやiPadにつないでみようと思っているかたは基本的にLK-111の方だと思います。NP-11もMIDIアダプタでUSBに変換して使えるかもしれませんが、わかりません。経験的にはMIDI-USBインターフェイスはあまりおすすめしません。



http://d.hatena.ne.jp/niming538/20110828