ロシアと中国の共通言語・共通通貨

頭の体操です。

通貨

仮に今後ロシアと中国でブロック経済圏を作る世界が来るとして、共通通貨はドル以外にするだろうから、人民元になるのかなぁ。それによって得られる中国の覇権の魅力があるので、そうするとは思うものの、経済政策が自由にならなくなることを嫌がるかもしれない。北朝鮮やイランがブロック内に取り込まれて、それらの国の経済状況に責任を持つのは難しいだろう。

今までだってアメリカが責任持ってくれていたわけではないが、それなりに世界の繁栄が続いたのはドル基軸通貨のおかげだと思う。

ビットコインなどのデジタル通貨でデジタル通貨が瞬時に決済できる利点を利用して多通貨ブロック圏にすることは出来るだろうか。それでもメインの通貨は必要だろうから、デジタル通貨プラス人民元。マーケットに自由に任せるとドルの優位性を崩せない。デジタル人民元で中国がコントロールしながら行くことになるのではないか。

言語

ロシア人と中国人は何語でしゃべるか。共通言語は今は多分英語だと思われます。英語は必ずしも易しい言語ではなく、ロシア語と中国語は必ずしも難しい言語ではないので、実務上次第に中国語が共通言語になって行くだろう。50年くらいしたら世界が中国語ブロックと英語ブロックに別れているかもしれない。

ロシアの科学者や数学者はユダヤ人だろう、と思いがちで、中国だって宇宙ロケットを飛ばしているくらいだから科学者や数学者はたくさんいるだろう、と思いがちだが、歴史的に見てやはりロシアの優位性は否定し難く、その根底にロシア語があると思うので言語的にロシアが中国語化されるのは長い目で見ての生産性を下げることになると思う。まそう簡単にはなくならないので心配するのはやめよう。

中国が国際言語になるきっかけになれば良いと思う。

江戸時代の朝鮮使節との会話は基本的に漢字による筆談だったし、300年続いた大清帝国の言語は官話、マンダリン、と呼ばれるくらいで共通言語としての側面があったと思う。中国人が共通言語を喋っていたというのは幻想で、国際言語、共通語、リンガ・フランカだったのだからそこに戻そう。