ウクライナと第三次世界大戦(頭の体操)

こうやって第一次世界大戦は始まったのかなぁ、と感じてたけどそれは違うかも。さすが第三次世界大戦が始まってしまったらイギリスもアメリカも反省するだろうから、だからウクライナは助けてあげるから自分で戦いなさい、と言うスタンスなのだろう。それはそれで相当無責任だと思うが。

第一次世界大戦サラエボでなにかあって小さな戦争が始まってそれが世界を巻き込んで、と高校の歴史で習った。フランスやイギリスでは今でもあの戦争とか大戦争と言えば第一次世界大戦の事で第二次世界大戦の事ではない、と言うのも聞いたことがある。それぞれの国にとっての犠牲者数が第一次世界大戦の方が大きかったとか。ホントかしら。

さて、第二次世界大戦の方ですが、イギリスのドラマを見ていたら第二次世界大戦はイギリスとフランスがドイツに宣戦布告した事で始まったのですね。ちょっとびっくり。てっきりドイツが宣戦布告したかフランスに攻め込んだのが始まりと思っていた。そう言えば高校教科書でドイツがポーランドに進撃し、フランス・ドイツが宣戦布告して始まったと書いてある。ふむ。嘘はついていないけどわざと誤魔化していると思う。あと、昔の教科書はポーランドの東半分をソ連が取ったことが付随的にしか書いていない。時代ですね。

ゼレンスキーが停戦交渉がうまくいかなければ第三次世界大戦になる、と言っている。 世界がウクライナを見捨てるならば覚悟がある、と言うことなのだろうか。いや、ロシアに対してウクライナには世界がついているぞ、と言っているのだろう。とは言え、イギリスの首相とアメリカの大統領は少し背筋がゾッとしたかもしれない。

原爆が出来て以来相互確証破壊で世界大戦は起きなくなった、と言われているが、それは双方が理性的か、少なくとも片方が理性的で相手の狂気を我慢出来るという状況でないとダメだよね。

ラノベ幼女戦記の世界ではドイツみたいな架空の国が魔法のある世界で第一次世界大戦第二次世界大戦を合わせたような戦争を戦っていて、最終的には跡形もなく滅びる。1つ1つの戦いは勝つのだけれど、選択肢がないまま戦線が拡大して行くのが痛々しく書かれている。プーチンがどこかで選択肢がない、と言っていたので思い出しました。

いろんなシナリオが考えられるけど、日本を含む西側世界がウクライナ支援を続けて、ウクライナの戦況がウクライナ有利になったら、ロシアは爆撃のレベルを上げて行く。戦術核を使うかもしれない。キエフが瓦礫になるかもしれない。そうならないようにウクライナはロシアに直接ミサイルを飛ばす。世界戦争にはならないけれど、ウクライナとロシアの全面戦争で、どちらかがリソースの尽きるまでとなるか。ちょっと危険すぎる。

朝鮮戦争みたいにどこかで線を引いて仮の停戦になってそれで固定するしかないのかなぁ。ととりあえず思っています。