シリアでアサド政権が倒れた事について
リビアのカダフィ、エジプトのムバラク、イラクのフセインが倒れてその後めちゃくちゃになったり揺り戻しがあったりしたが、シリアのアサド政権だけは強権政治とイラン、ロシアのサポートもあって安泰かと思っていたがあっけなく倒れた。 シリア軍もほとんど抵抗しなかったと言うかすでにもぬけの殻みたいである。 今のところこのような政権交代時の虐殺も起きていないようである。
今回の反政府軍のHTSはアルカイダ、ヌスラ戦線の流れを汲むグループで特定の外国の支援は受けていないという。 特定の外国の支援は受けていないというのが怪しいので、映像を一生懸命見ても、イスラエルや欧米の戦車を使っている風ではない。
思うに、アメリカの経済封鎖と油田をクルドに押さえられた事により国家としての収入が枯渇したのではないか。 軍隊も維持できなくなっていたのではないか。 強権政治を支える秘密警察も威力を失っていたのではないか。 アサドは政権としては風前の灯火だったのではないか。 だから簡単に倒れた。
強権政治が市民の恨みを買っていたと言われるが、ダマスカスの映像を見ると市民が自由に自家用車で走り回っていて日本の地方都市より豊かに見える。 女性もいる。 一方的に悪いだけだったとは思えない。 平和は大切。
反政府軍がどの程度文化的か、たとえ今は文化的でなくても政権を取ったら文化的になるかも知れないし今はわからない。 多少イスラム原理主義であっても内戦よりはましだと思う。 アフガニスタンのタリバンも世界の認知は得られていないが、とりあえず内戦状態ではない。 平和は大切。
韓国についての今の考え
ユン・ソンニョル大統領が弾劾される流れ。 左翼政権、反日政権になって権力が安定する。 権力が安定することにより、時間がかかるが徐々に文化的になって行くのではないか。 と言う希望的観測。 トランプが米軍を縮小し、日米韓合同演習もなくなる。北朝鮮は核実験開発をしばらく凍結する。
イスラエル
米軍の援助を受け、ガザ、ヨルダン川西岸を占領し軍事支配とする。 入植が進む。 レバノン国境、シリア国境に広大な緩衝地帯を確保する。世界の支持は得られないし、100年単位では人口増加により状況はさらに反イスラエルに傾くが当面は勝利する。
ウクライナ
ロシアが大幅に譲歩するがそれでも相当の領地を得て停戦する。
中国
軍事的にも経済的にも安泰。 新常態。 むしろ台湾や韓国の方が国内情勢が不安定化する。
日本
岸田首相が復活する。
その他
デジタル通貨は普及する。
世界は多極化し流動化するがそれなりに回る。 回らない国が不安定要因になるが一番危険なのがアメリカ。