DNA鑑定


オクスフォード・アンセスターズのデータベースはまだ見えませんが、
法医学講義 DNA鑑定http://www3.kmu.ac.jp/legalmed/DNA/DNA.htmlというところにハプログループの見分け方のようなものが書いてあったので、メモしました。


法医学講義 DNA鑑定 DNA Profiling

ハプログループ 特徴的な塩基 (一部)

┌L1,2758A, 3594T, 10810C
┼L2,3594T
└L3,3594C
 ├M,10400T, 10873C
 │├D,2092T, 5178A, 8414T
 │├E,7598A
 │├G,4833G
 │├M7,6455T, 9824C
 │├M8,14470C
 ││├C,13263G
 ││└Z,15487T
 │├M9,3394C
 │└M10,8793C, 10646G
 └N,10398G, 10873T
  ├A,663T, 1736G
  ├B,9塩基欠失 (8281-8289), 16519C
  │└F (R9),249A欠失, 13928C
  ├R11,3塩基 (C) 挿入 (8278)
  ├N9,5417A
  │└Y,10398G
  ├H,7028C, 14766C
  │└V,4589A, 15904T
  ├J,4216C, 12612G, 13708A
  │└T,709A, 1888A, 4917G
  ├U,12308G, 12372A
  │└K,1811G, 9055A
  ├X,6221C, 1719A, 14470C
  └W,709A, 1243C, 8251A, 8994A
   └I,1719A, 8251A, 10238C

オクスフォード・アンセスターズ(Oxford Ancestors)の図(The World Clans)では、Mのところが
6つに分かれている(Makeda, Djigonasee/Sachi, Chochmingwu/Chie, Gaia, Emiko, Malaxshmi)。
Djigonasee/Sachi、Chochmingwu/Chieという言い方からして、アメリカインディアンのミトコンドリアDNA分類時のA, B, C, DのDがDjigonasee/Sachi、CがChochmingwu/Chie。当時はD1, D2, D3, D4, D5というような分類はなかったと思うので、Djigonasee/SachiはDの総称。
似たような感じでChochmingwu/ChieはM8,C,Zの総称ではないか。そうだとすればCだけだと日本人の0.48%だけれど、2.98%になる(篠田謙一「日本人になった祖先たち」)。それでも少ないな。

MakedaとMalaxshmiについてはThe World Clansに
Makeda -- Africa
Malaxshmi -- East Eurasia & Australasia
とあるので、多分MalaxshimiにM7、M9、M10が集約されているものと思います。合計で日本人の14%です。