前川淳という有名な折り紙作家のダビデの星という作品があるそうです。
出来上がった六芒星の画像はネットにいっぱいあるのですが、作り方がわからない。
作り方を教えて下さい、という質問もあるのですが、絶版になった本が紹介されていたりする。
というわけで、いろいろ苦労して折ってみたので、記録です。
忘れないように言語化してみよう。
1. 折り紙の中央に正六角形の折り目を作る。(多分ここが一番難しいというか、ここを適当にすると出来上がりません)
1-1. 辺に平行に十字の折り目をつける。
1-2. 縦の1/4と3/4の位置に横に折り目をつける。
1-3. 横の1/4と3/4の位置に縦に中央部分だけ折り目をつける。
1-4. 上1/4を折り、上中央を中心に、右上頂点を1-3の折り目に乗せる折り目をつける。
1-5. 左上頂点についても同じことをやり、開いて、用紙を逆さにして同じ事をする。
1-6. こうしてできた六角形はまだ正六角形ではない。
1-7. 開いて縦に半分に折り、中央を中心に、180度を3等分することによって、折り目をつける。
1-8. 新しくできた三角形の交点が頂点になるような正三角形の辺を折り出す。
1-9.頂点を結び正六角形を折り出す。
2. 折り上げていく過程。(ねじり込んでいくので、このタイプの折り紙をやったことがない人には難しいと思います。)
2-1. 折り紙の裏から正六角形の各頂点から伸びている線を谷折りにしながら全体を立て、右回りに辺に沿って折りあげ、平面にする。
2-2. 裏返し、正六角形の各頂点を中心に折りあげることにより折り目を6個つける。
2-3. 裏返し、今つけた折り目に沿うように見えない線を見ながら折っていく。まずは白い四角の上下をおり、たくし込む。次に表の色の四角の上下を折り、たくし込む。
3. 形作り。(この作品は一見つながって見える縁がじつはダマシなところがあるので、作る人はダマされてはいけません。)
3-1. 裏返し、正六角形の各頂点を2度折りにより辺を作っていく。最後の6辺目は最初の辺の下から生えているように折る。
3-2. はみ出している部分3ヶ所〜6ヶ所を裏からポケットにたくし込む。
3-3. この際、一旦2-3でたくし込んだのを開いて折ってたくし込むようにするときれいにできるかもしれない。
3-4. 表からちゃんとできているかどうかよく検討する。縁の線や合わせの線がまっすぐになっているようにする。<参考サイト>
http://www.geocities.jp/y_ayatsuji/step3/ori/david-a.html
<参考ビデオ>
https://www.youtube.com/watch?v=A1RlqSakiMo
http://www.youtube.com/watch?v=bTAoiewODJ4&feature=youtu.be