ザウルスでDebianでE-Mobile続き(その3)

Zaurusで本物のLinuxを動かして、その上でXWindows上のFirefoxでインターネットすることに成功しました。

方法は、「ZaurusDebian
http://www.knatech.info/Articles/Zaurus_%E3%81%A7_Debian_-_Part_1
http://www.knatech.info/Articles/Zaurus_%E3%81%A7_Debian_-_Part_2
http://www.knatech.info/Articles/Zaurus_%E3%81%A7_Debian_-_Part_3
を一生懸命なぞってやるのですが、なかなか苦労して、実際にはsl-c3200sl-c3100の両方でためして、両方で出来たので、ま、本物でしょう。たぶんたいていの質問には答えられると思う。


しかし、人間って書いてあるとおりにやる、ということがむずかしい生物なんですねー。出来てみれば書いてあるとおりなのに、途中ひっかかったときにはなかなか前に進めない。そんなときにマシンが2台ある、というのは心強いもので、一台を工場出荷状態に戻しながら、もう一台をコワし始めるという贅沢なことができる。


さて、出来上がった形としてはウィンドウマネジャーはicewm、ブラウザーiceweasel(Mozilla Firefox)でイー・モバイルD01NXを経由してgoogleはてなしているわけですが、e-mobileなのに遅い! ここまでたどり着くまでのインストールやなにかは大活躍してくれたところを見ると、D01NXが遅いのではなくて、やはりザウルス上のXWindowに若干無理がある。その意味ではpdaXrom(pdaXii13)の方が速いですね。ただpdaXii13はDebianじゃないし、イーモバイル使えないし、あまり楽しくない。


キャラクターベースのブラウザーw3mなど)もあるので、XWindowにはこだわらないのですが、もう一つもくろんだことで成功しなかったのが、unicode化(utf-8化)なんですね。どこでつまずいているかというと、dpkg-reconfigure localesでjp_JP.EUC-JPだけを選べばインストールが進むけど、ここでjp_JP.UTF-8を選択すると、メモリー不足で先へ進めなくなる。ということは、tempエリアを増やしたりswapファイルをいじったりすれば出来る可能性があるのかなぁ。もし可能ならば考えたい。


今後の計画:
1.tempを1m=>4mに変更しているのを=>8mにしてみる
2.その環境でdpkg-reconfigure localesを試す
3.通ったらLANG=UTF-8としてみる

具体的には、Zaurusのターミナル(端末ウィンドウ)で、su - でrootになって、ファイルを編集する
# mount -o remount,rw /
# vi /root/etc/rc.d/rc.rofilesys
rc.rofilesys (61、158、230 行目):
mount -t tmpfs -o size=1m none /dev/shm

mount -t tmpfs -o size=8m none /dev/shm
#vi /etc/fstab
/etc/fstab (3 行目):
none /dev/shm tmpfs size=1m,noauto 0 0

none /dev/shm tmpfs size=8m,noauto 0 0

再起動して、debian環境のrootになって(startd, su -)、dpkg-reconfigure localesを実行。


追記:
とりあえず、やはりメモリー不足がでて、しばらくして再起動してもlocaleがちゃんとしていなかったので、
# dd if=/dev/zero of=/hdd3/.swapfile bs=1024 count=262144
# mkswap /hdd3/.swapfile
とかして、スワップを倍にして再挑戦中。