数学の確率にモンティ・ホール問題というのがあって、A,B,C3つのドアを選んだあとに他の部屋のハズレのドアが開けられたあと、選択を変えた方が当たる確率が断然上がる、というのがあります。1/3 => 2/3というように倍になります。
これを、投資にたとえて、A,B,Cの3社のうちの1つに投資したところ、しばらくして、ほかの2つのうちの1つが倒産しました。この時点で選択を変えた方がよいかどうか。というのがあります。
変えた方がよい、というのは手数料で儲ける投資会社のセールスマンが言いそうなことですが、間違いです。なぜなら、モンティ・ホール問題の場合のドアの開け閉めは当たりがわかっている司会者が行なっているのに対し、会社の倒産や株の上がり下がりはあなたの投資とまったく関係ない事情で起こっているからです。
A,B,Cの3社のうちどこかが必ず上がると思っていてそれがA社だと判断した状況でB社が倒産したからと言ってC社に鞍替えする理由はありません。むしろB社を選ばなかった自分の判断力を信頼すべきでしょう。
というので説明になっているかな。
モンティ・ホール問題についてはウィキペディアがくわしいです。
あと、モンティ・ホール問題みたいに本能に反する確率の問題が何問か次の本にありました。
- 作者: ダニエル・タメット,古屋美登里
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/06/13
- メディア: 単行本
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