ミニマニュアルより(001)

歴史的視点から
i41CX+はかのパラダイムに変化をもたらしたプログラマブル科学計算機HP-41CXの機能的同等物です。HPはハンドヘルドコンピュータと呼んでいました。当時の周辺機器であるプリンターや磁気カードリーダーを越えてOSとの統合とCAS(Computer Algebra System)、オーバーレー、スキン、等々を成し遂げています。MathematicaMapleに匹敵する能力がこの一見シンプルなインターフェイスの下にあると思うとわくわくしませんか?


HP41シリーズは1979年に登場しました。科学技術計算、金融計算、コンピュータシーンに与えた影響は驚くべきものでした。アルファベットも入力できるはじめての計算機でした。小さくて有能な計算機の傑作と言えます。i41CX+はiOS上でこの計算機を現代的なバージョンです。またiOSにとってももっとも洗練されたアプリのひとつと言えます。プログラム能力をもった科学計算機であり、ハンドヘルドプログラマブルコンピュータと呼ばれたHP41を実装しています。パーソナルプログラマーズクラブ(PPC)とEducalc Computer StoreのRichard Nelsonの激励と、Warren FurlowのHP-41アーカイブウェブサイトに膨大な情報が集められています。Warren Furlowはウィンドウズ環境のV41エミュレーターの作者でもあります。

i41CXはそもそも非常にパワフルで多機能なHP-41Cのさらなる発展系なので、われわれはこのミニマニュアルによってユーザーが膨大な作業の全体を学び、i41CX+特有のエッセンスを理解し、速くこのコンピュータシステムの働きに深く入れることを手助けするものです。

メモリー
コンピュータは機能を果たすためにメモリーを使います。HP-41CXのメモリーのベースとなる要素はレジスタです。レジスタは整理だな、ホテルのメールスロット、またはスプレッドシートのセルのようなものです。レジスタは数字やテキストや、キーのアサイン、プログラムステップなどいろんなものを保持することができます。レジスタが他のレジスタの住所を保持することもできます。ユーザーのコマンドによりレジスタに情報を入れたり(store)、出したり(recall)することができます。

ラム(RAM)