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リチャード・ドーキンス

読書感想

利己的な遺伝子で有名な Richard Dawkins の本で、The Greatest Show on Earth 邦題「進化の存在証明」というのを読んでいます。これは原題よりも邦題の方が内容にあってて、いかに進化論が正しいかということをしつこくしつこく述べている。
しかし日本人からみると、一神教を信じて神様がこの世界を作ったと本気で信じている人たちも救い難いけれど、神様がいないことが証明されていると説き続ける科学者たちのエネルギーにも感心しますね。
Stephen Hawking の一連の宇宙論も、神がいて宇宙の始まりの最初のボタンを押したと考えなくても、全くの無から宇宙が生じ得ることの証明、という趣きでそこがウザい。


日本人に限らず、フツーの人がどう考えているかというと、神様がいるかいないかなんてわからない。また科学が進歩してもわからないことはたくさんある。それぞれの方々の熱意はそれなりに尊重するが、魂の存在とか、神様の存在とか、超越的なものの存在を前提に謙虚な気持ちを持って生きるのがよい。ただし、物を考えるときは、前提観念を捨てて、可能なかぎり理論的に考えるべきであってそうでなければ、現実対応で負けてしまうし、人を説得できない。


こんなところではないでしょうか。


リチャード・ドーキンスが、進化論を否定するのは、ローマがなかったというのと同じ、ホロコーストがなかったというのと同じ、と言っているのは間違っていると思います。ホーキングの宇宙論でもカオス理論を使っているし、進化論も遺伝的浮動による部分がほとんどだと思う。ローマが今の人が思うような形で有ったとは思えないし、ホロコーストに至っては、600万人はおかしいです。


神はサイコロを振らない、って何だっけ。サイコロだけ振っているような気がしますが。