pdaXii13

前回の記事でザウルス(sl-c3200)にDebianと書いて、この記事はZaurus sl-c3000sl-c3100でpdaXii13について書くので若干節操がないですが、おゆるし。というのもザウルスいっぱい持っているのでいろいろ試せるのです。


LinuxザウルスはLinuxなのでそれなりに楽しいのですが、しばらくすると本格的なLinuxにしたくなります。いろいろやった中で、現在最高なのは前回書いた「ザウルスでDebian」。次に最高なのがこれpdaXii13。こちらの方がインストールが簡単。で、メモです。

1.ザウルスでDebianの方法はザウルス環境を残してdebrootで乗っ取る方法。途中でザウルスの周辺機器の環境をコピーするので、環境周りが安心。実際、わたしはつい最近買ったイー・モバイルD01NXⅡをDebianザウルスに認識させるのに、ザウルスでやってから設定のコピーをすることによって解決しました。
2.ザウルスでDebianの方法は、手作業でひとつひとつの手順をやって行くので、それなりにがんばりが必要。3回にわたる長編ですが、とてもわかりやすく、その過程がLinuxの勉強にもなります。お勧め。
3.pdaXii13は有名なpdaXromsl-c1000,sl-c3000,sl-c3100,sl-c3200に対応していないので作られたという位置づけですが、たぶん本家pdaXromよりいいのではないか、と思います。現在正式に売られているザウルスはsl-c1000sl-c3200なので、現実的にはpdaXii13しかないわけで、pdaXromを検索すると、はてなを含めてみんなsl-c3000系は対応していないとしか書かれていなくて不満。わたしはpdaXromの方をsl-c860でも試しています。
4.pdaXii13はザウルスの環境を残さず、ハードディスクのフォーマットも含めて完全に乗っ取ってしまいます。このたぐいのことをやって、失敗したりうまくいかなかったときにフツーはシャープの提供するアップデータでもとに戻すと思うのですが、その際ハードディスクが壊れていますみたいなことを言われて戻せなくなることがありますが、あわてず、pdaXii13の方のアップデータで出てくるメニューでハードディスク構成を工場出荷設定にして、再度シャープのアップデータでハードディスク消去=>通常、から行うと元に戻ります。これはちょっとハマりました。ザウルス壊してしまったかと思った。
4.pdaXrii13でも通常の有線LANカード(わたしの場合バッファローbuffalo lpc-cf-clt)が指すだけで問題なく使えています。無線LANカードや前述のe-mobile d01nxⅡはまだ試していません。簡単ではないと思います。