亡命 遥かなり天安門 翰光著
を読みました。
1989年の天安門事件が原因で亡命した人たちのインタビュー集なので、いろんな人がいます。著者も含め、中国と中国共産党に対するスタンスがいろいろなので若干とまどいました。自分としては単純に中国共産党がダメにきまってるじゃんと思いますが、そんな風に単純に反体制なひともいますがそうでない人もいる。中国を出て20年も経ってまだ共産主義に夢を持っているのか、と唖然とする部分もあります。
現在、という時点でここまでは言えるのだというのことの確認になりました。
その他、一応、おもしろいので、中国関連の情報をカバーしている人にはお勧めします。
あらためて、中国共産党はいつどのように崩壊するのだろうか、と思いをめぐらしました。経済が回らなくなったとき、内戦になるのだろうか、周辺国家に攻め入るのだろうか、世界は一枚岩で対応できるのだろうか、情報戦になるのだろうか、地球ごと汚染されるのだろうか、日本は大丈夫だろうか。
こわいですね。