LilyPondで入れたスイングマークや三連符をmidiにするときの工夫について。
単純な時には、 \times2/3というので三連符を囲むだけで対応できます。
しかし、ポピュラーやワールドミュージックの変調子やシンコペーションは相当工夫しないと、midiにした時にめちゃくちゃになります。
ライオンは寝ているhttp://d.hatena.ne.jp/niming538/20120908
では、スクリプトで細かく\times命令を使って、調整しています。
楽譜のみかけをよくするために、三連符マークを消しています。数字と横向きのブラケット、鈎カッコは別々に対応しています。連桁(beam)も調整が必要でした。
アップルのコマーシャルの曲の場合は、三連符マークの消し方がわからない時に書いたので、ちょっとかっこ悪いですが、midiはちゃんとジャンプしています。スイングしている。
http://d.hatena.ne.jp/niming538/20121105
midiを気にしなければ、普通は
http://d.hatena.ne.jp/niming538/20121031
のように楽譜を書くのですが、このままmidiにすると当然ですが、スイングしない。
まあ、要するに、楽譜上は8分音符で書くけれど、それが四分音符の3分の1の場合と、3分の2の場合があって、1/3の時には\times2/3、2/3の時には4/3と指定すれば、楽譜と音とが一致する。書くのは大変ですが、コピペでなんとかなります。みかけをよくするのがめんどう、というか工夫が要る、というところです。
