13日の金曜日


CSIの話をしていたら、スプラッター映画の話になって、そういえばということでジェイソンの「13日の金曜日」の一番最初のやつをDISCASでレンタルして観ました。


なかなかおもしろかったので、メイキングも見て、いろいろ感じ入っているところです。その後のも見ていないので、スプラッターの程度とか、怖いかどうかというのはわからないのですが、わたしには怖い映画というよりセクシーな映画(20前後の若者のキャンプでの生態、やっぱエッチなやつからいけにえになってしまうこと、とか)でした。さすが血の出方とか古くて、日本のアニメの方が生々しいです。血についてだけだと黒澤映画(椿三十郎、用心棒とか)と同じ印象。


ジェイソン自身は出てこないというか、映画の最後に一瞬出てくるのと、たぶん殺されてしまう母親が殺人者なので、シリーズ2以降とぜんぜん違うつくりなんだと思う。メイキングによると最後のシーンも、ハッピーエンドじゃまずいので、最後に付け加えたような話だし、水頭症のような姿も、多分ちょっとまずかったかな、と思っているようでした。それで3作目あたりから、ホッケーマスクになるのかもしれない。


で、メイキングの中で、ベッツィーとかいう母親役が「モンゴロイド」という言葉を使っていたのが印象に残って、これも現代では使ってはいけない言葉の一つかもしれないけど、調べました。英語でmongoloidというと、モンゴル人という意味と、モンゴロイド(中国人、朝鮮人、日本人も入る種族)と、ダウン症のことを指すのですが、もっと端的にバカとか、奇形とかいう意味に使われたりするようです。ジェイソンは明らかにダウン症ではありません。


日本では、逆に、別に逆でもなんでもないですが、蒙古人と呼ぶのを止めてモンゴル人と呼ぼうというという動きもあって、蒙古は歴史のある言葉でいろいろ影響があるので、むずかしいですね。たぶん多くの日本人にとって、蒙古という言葉に差別感はなくて、むしろ恐れ多い。モンゴル人というと、モンゴロイドが連想されて、むしろ蒙古人の方が正式な感じがしたりする。べつにどちらでもいいので、モンゴルの方がモンゴル人と呼んでくれと言っているようなのでモンゴル人ですか。


ちなみに、Wikipediaの英語版でmongoloidと引くとmongolian raceに引っ張られます(ホント? => 要確認)。


確認結果:mongoloid => mongoloid raceにredirectされました。