ランゲージ・ファイル -- 英語学概論
オハイオ州立大学言語学科
研究社
言語学は好きでピンカーや大野晋など読んでいます。この本はどこかで推薦されていたので買ってみたのですが、おもしろくないし、高いしちょっと問題だと思います。
英語学であって、言語学ではないということなのかなぁ。アメリカの大学生は大丈夫だろうか。音韻論から始まって、心理言語学、ピジン、クレオール、英語の歴史等々一応結構広範囲な分野をカバーしているのですが、すべてについて浅くて洞察がなくて、理由を考えると英語だけしか題材にしていないからかもしれません。日本語と中国語を視野に入れずに言語を語るなどおこがましい、という感想かな(笑)。
アメリカの大学での英語学と言えば、日本でなにに当たるのだろうか。現代国語と古文に分かれるのかもしれない。そう考えるとずいぶん違うのでその違いを認識するのにいい本かもしれません。
古本で100円で売っていたら読んであげて下さい。
以上