アメリカがベネズエラを統治する。
のイメージは、イラクやアフリカの米軍基地ではないか、と思いついた。
ベネズエラについての私見
私がベネズエラを含む中南米で仕事をしていたのは、1982年。ベネズエラ、コロンビア、ブラジル、メキシコで日本から何か輸出できないかとウロウロしていました。
当時ベネズエラは良質の石油がとれ、経済的にもまだ輝いていた。 取引のために合う人達も、街の学生たちも知的で活気に溢れていた。 その後、一気に石油がとれなくなり、いわゆる資源の呪いの中で生き残りをかけて軍事化、左傾化したのがチャベス、マドゥーロだと思っています。 彼らが善人だったと言うつもりは毛頭もありませんが、経済崩壊の中で大虐殺も内戦もなく、国が維持できたのは奇跡だと思っている。たくさんの難民(800万人?)が生じたと言うけど、経済崩壊なので人口調節の一部としてこれも成功と言える。
世界最大の石油埋蔵量を持ちながら、それを利用できない腐敗した政権、と言うのは全くの言いがかりです。 1970年代までは良質の油が取れたけど現在の超重質油はアメリカの管理化に入っても多分使い物にならない。 この辺はベネズエラの石油の輸出の数字を追いかければ分かることです。 さらにこれが昨年から悪化し、その余波を友好国であるキューバが受けている。 今回のアメリカのベネズエラ侵攻がなかったら、キューバ、ベネズエラ両国は完全な破綻国家になるところでした。 アメリカは救いに入ったというのが私の見立てです。
経済崩壊はまずインフレですが、中米南米の国々は通常から米ドルとの2重経済なので、極端な貧困化や飢饉は起きない。ソ連崩壊時のロシアや第1次世界対戦後のドイツのように餓死者がでることはない。 映像を見てもみんな太っている。
難民の映像もコロンビアに向けて歩く沢山の人が何度も報道されましたが、コロンビアやペルー、ブラジルにおおきな難民キャンプがあるというような映像、報道はない。 中近東やアフリカと違います。
結論から先に言うと、今回のアメリカの斬首作戦は見かけとは違う。
また追記します。
追記
実態としては、ハイチやコロンビアのギャングが制圧している地帯に比べれば、たとえ大変なインフレ下にあるとしても社会が維持されているのは独裁の効果である。
この数年来、ベネズエラ国外に追放された野党指導者をマスコミは称賛し、最近はノーベル平和賞まで与えているが、マドゥーロ以下の現政権が果たしている役割に比べれば無きに等しい。 その証拠に、マドゥーロがアメリカに連れ去られてもすぐに代理(ロドリゲス?)が立ち、政治を行っている。 暴動も虐殺も起きていない。この辺がわかっているのでトランプ政権はベネズエラ現政権を相手に交渉をしている。
難民について、数百万の難民が行った事になっているコロンビアだが、私見では、平和と裕福さに慣れたベネズエラ国民がいくら経済が不安になったからと言ってコロンビアに住めるとは思えない。マドゥーロよりコロンビアのギャングのほうが怖いと思う。
とは言え、コロンビアとベネズエラは敵対しながらも強い経済的関係にある。難民が通る姿が映る太い道路がある。 麻薬(コカイン)も生産国はコロンビアでベネズエラは通っているだけ。